バーバリーダブルボタンコート ーMaking Storyー

創り手の思いをお届けするMaking Story

今回は、

バーバリーダブルボタンコート

について。

代表兼パタンナーのシンさん（土江 進太郎）に
お話をお聞きしてきました。

カジュアル合わせはもちろん、
パンツスタイルでハンサムにも、
ワンピース合わせなら女性らしさも。

どんなコーデも包み込んでくれるのは
生地とデザインに魅力があるから。

ライナー付きでロングシーズン着用OK、
動きやすさ、丈夫さもあります。

5年10年と永く着ていただけるコートです。

ストレッチツイルダブル釦トレンチコートと共に、
Cobitto春コートの双璧をなす
バーバリーダブルボタンコート。

細部のこだわりを
どうぞお楽しみください。

ぜひ最後までお読みいただけますと嬉しいです！



＿＿＿これはカッコよさを感じるコートですよね


パッと見はミリタリー、
メンズライクな印象のコートかもしれません。

でも実はやわらかさ女性らしさもあります。
Cobittoは上品さやかわいらしさも
大事にしていますから。

ワンピース合わせなんかも
本当に素敵なんですよ。


＿＿＿そのあたりのデザイン、パターンの秘密を教えてください


まずこだわっているのは襟です。

開けてもきれい、閉じてもきれい。

閉じることもできる、ではなく
「閉じてもきれい」であることが大事で。

開けてきれいな形なのは当然で。

で、閉じたときもきちんときれいな形に
なっているところを目指すのは
意外と難しいんです。

襟のサイズ感、開く位置、開いたときの広さetc
…これ上の正解はないですね。笑

Cobittoのコートにしては襟が大き目なんですが、
でも、開襟にしたときでも
襟の主張がきつすぎないバランスをとっています。

首に沿う襟の寝具合が絶妙です。
ほどよく寝かせてあるところがいいんです。

まるで身体の一部のような。
布に絵が描いてあるかのようななめらかに沿う感じ。

ここにやさしいやわらかさがあります。
品を感じるのはこの部分でしょうね。

このコートはもう襟を売ってるようなもんです。笑

襟で雰囲気が全然変わってしまいますから。
どの服も、襟へのこだわりは
我ながらすごいです。笑


＿＿＿毎度おなじみ襟へのこだわり、ありがとうございます。笑
あとはどのあたりがポイントに？


ボタン配置ですね。

もう違和感でしかないでしょう。笑

僕はもう一段下もつけようとしてました、
普通はつけると思います。

でものりさんがここで終わらせるって言うから。笑

でもつけなくてほんとに正解でした。
もう一段あると、
本格派になるけど普通になるんですよね。

上に4つしかないことで目線が上に、
軽やかさも出してくれています。

ボタンをつけないという違和感を選択できるところが
Cobittoらしさですよね。

襟とボタンに主張があるので
他はバランスをとってシンプルに整えました。

なんでもかんでもこだわればいいってもんじゃないので。

全体がすっきり見えるようにとか、
どこから見てもきれいなシルエットにとか
そういう調整はもちろんしていますけどね。

ポケットの主張も少なく、
袖ベルトもつけていません。

このあたりが付属すると、
前面に主張がありすぎるんですよね。
「狙ってんなー」みたいな感じには
したくなかったので。


＿＿＿ライナー付きっていうのもやっぱり魅力ですよね


ライナーがあることでロングシーズン
着ていただけますからね。

このライナーも厳選しました。
いいキルティングを使っています。

ライナーでよくあるのは、
裏地に綿を縫い付けてあるものを組み合わせて、
『裏地/綿/綿/裏地』の状態に
なっているもの。
そうなると厚みがすごくあるんです。

このライナーはまずカットソーなのがポイント。
『カットソー/中綿/カットソー』になっています。

薄いし軽いしやわらかい、
そしてあたたかい。
伸縮性があるので肌なじみもいいです。

ライナーをはずした裏側も丁寧に、
きれいな仕様になっています。
ライナーを外したら裏地はなく、
袖にのみ裏地をつけています。


＿＿＿ライナー付きでこの軽さは本当にびっくりです


軽さとあたたかさを重視してライナーを
選びましたが、コートの生地も
軽くて丈夫です。


＿＿＿生地についても教えてください


バーバリーの代名詞でもある
トレンチの歴史は、軍服からきています。

汚れに強く風を通さない、
動きやすく強度が高い、
密度の濃い生地を使用したものなんです。

この生地はあや織りといって、
デニムとかと同じ織り方。
よーく見るとナナメの織り目が入っています。

デニムが45度くらいの角度で織られていて、
この生地は60度くらいで織っています。

つまり細い糸でギュッと密度濃く織ってある。
目が詰まってるんです。
細い糸だけど分厚くつくれている、
そしてやわらかく動きやすいというのが
バーバリーの特徴です。

ポリエステル100％なので
ちょっとした汚れも落としやすいですしね。

ですので、肩幅とかは比較的ぴったり
つくってあるのに動きやすさが担保されています。
生地がやわらかさがあればこそです。

コットンのバーバリーより
動きやすさがあると思います。
本格的なトレンチコートって
ごつくて動きにくさが
あったりするじゃないですか。

このコートはフィットしてなじむ、
動きやすいというところが魅力ですね。

そして9サイズ展開なので、
よりピッタリでおつくりできます。

ライナーをはずすと本当に軽く、
春先にさらっと羽織っていただけます。

ぜひお手にとってご覧になってみてください！


＿＿＿ありがとうございました！


実はこの生地、カラバリも豊富。
大人っぽく女性らしい
ニュアンスカラーがたくさんあります。

ぜひ選ぶ楽しみも体験してください。

やわらかさ、強さ、色味、
そして動きやすさと防寒性が
この生地の素晴らしいところ。

どんなコーデにもなじみ、
パッと見はメンズライクだけど、
絶妙なニュアンスカラーでやわらかさがあり、
都会的で大人な雰囲気にもなる
バーバリーダブルボタンコート。

ぜひ、
サンプル便、各地POPUP、大阪南堀江店で
ご試着になってみてください。

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