About us
Cobittoは、奈良・広陵町で生まれた小柄女性のための洋服ブランドです。
2013年に土江宣と土江進太郎がはじめました。
きっかけは、宣が社会人時代に「自分に合う大人の洋服が見つからない」と悩んでいたことでした。先輩のようにかっこよく自分らしくありたい。そんな小柄女性の“当たり前の困りごと”を解決したい――そこからCobittoのものづくりは始まりました。
ブランドのテーマは「new simple」。
流行を追いかけるのではなく、ずっと長く着られること、素材感や着心地を大切にすること。すべて国内の工場や職人と協力し、一枚一枚を丁寧に仕立てています。裏も表もなく、素直に「自分たちが本当に良いと思える服」をつくる。その気持ちがCobittoの洋服には込められています。
Cobittoの工房では、縫製士たちが実際にお客様のお名前を見ながら一着を仕立てています。顔の見えるお客様に向けて、心を込めて針を進める。その時間は、私たちにとっても喜びであり、ものづくりの原点です。
小さな町のアトリエから始まったCobittoですが、洋服を手に取ってくださるお客様が一人増えるたびに、その輪は少しずつ広がっています。休日にお気に入りの一着を身につけて出かけるとき。忙しい朝に手にとった服が、一日を少し誇らしくしてくれるとき。Cobittoの服がそんな日常の“ちいさな感動”につながれば、それ以上に嬉しいことはありません。
どんな季節でも、どんな時間でも、袖を通した瞬間に「自分らしい」と思える服であること。それがCobittoの願いです。

Cobittoは、ひとつずつの服をお客様のために仕立てています。
その理由は、百貨店で販売していた頃の忘れられない光景から始まりました。せっかく足を運んでくださったのに、サイズがなくてがっかりした表情で帰られるお客様。その後ろ姿を見送るたびに、「もうあんな思いはさせたくない」と強く思ったのです。
だったら、はじめからお一人ひとりに合わせて作ろう。
そう決めてからCobittoは“1着ずつ”という道を選びました。
一着ごとに向き合うことで、縫製士は自分の針仕事に誇りを持てます。昨日より今日、今日より明日、もっと上手になりたいと思える。磨いてきた技術が一枚の服として形になり、それを着たお客様の笑顔につながる――その瞬間ほど報われることはありません。
国内で洋服をつくるという文化を、次の世代へと受け継いでいきたい。
工房にはそんな思いも流れています。窓から射す朝の光の中で布を裁ち、雨の日にはしとしとと針の音と雨音が重なる。季節の移ろいとともに進む針仕事の中で、Cobittoの服は一枚ずつ生まれていきます。
流行よりも長く愛されること。手に取ったときに心がふっと軽くなること。
Cobittoがつくりたいのは、そんな“感動のある服”です。
