シャルムバックフレアコート ーMaking Storyー

こんにちは!
Cobitto大阪南堀江店スタッフの梶村です。

創り手の思いをお届けするMaking Story

今回は、
シャルムバックフレアコートについて。

代表兼パタンナーのシンさん(土江 進太郎)に
お話をお聞きしてきました。

ケープのようなマントのような、
ディティールは最小限にシルエットで魅せる!
という、他にはないコート。

完成までの試行錯誤をお楽しみください。

ぜひ最後までお読みいただけますと嬉しいです。

 

___(梶村:以下略)今回もまた、着るとテンションのあがるコートの完成ですね

 

個性的ではありますが、
余計なディティールがないぶん
いろんなアイテムとの合わせやすさがあります。

シルエットが面白いから、
さらっとはおるだけで他にない感じがあって
おしゃれを楽しめるコートに仕上がりました。

 

___きっとまたこだわりが盛りだくさんなんでしょうね

 

ひとことで言えば、
フレアのコントロールですよね。

後ろのフレアはもちろん、首元や袖など
細かいところの工夫もすべて、
フレアの分量をうまく調整してすっきり見せるため。

それでいてゆとりをもたせて
下側にちょうどいい量感のフレアをもってくることに
苦心しました。

 

___順番にこだわりポイントをお願いします

 

まず上半身、肩回りをコンパクトにつくっています。

実はそんなに裾回りにボリュームは出していなくて、
上をコンパクトにしていることで
下にちょうどいい量感を出しています。

肩回りをコンパクトにしているので
Aライン感が出ているんです。

なおかつ首をちょっとだけ立たせてあります。

首元がほんの1cmくらい立ち上がることで
首もきれいに見えるし重心も上にもってこれます。

首がフラットだと重心がもっと下に
下がっちゃうんですよ。

首を少し立たせてあることで、
上半身をコンパクトに縦長に見せてくれるし、
シルエットにスパイスを加えてくれています。

何回か仮縫いする中で、肩回りは苦労しました。

程よくゆとりをもたせながら
肩をコンパクトにつくっているのは
このコートのこだわったところのひとつです。

最初はもっと肩が大きくて、
肩を内側にするために袖のデザインを工夫してみたり
いろいろ変えてみましたね。

 

___では袖についてもお願いします

 

何気ない袖だけど、
意外と袖がすべての印象をコントロールしてる
といっても過言ではないかも。

あえてカジュアル目の袖をつけてあるんです。
ゆとりがあってやや太目の袖ですね。

でもただの太いどかっとした袖じゃなく
肘までやや太目で、袖口にむかって細く作ってあって。

締めるところは締める、みたいな
シャープさを感じられる袖に工夫があります。

袖付けもすこし角度を広くとりました。

角度を狭くすればするほどエレガントに、
きちんと感とかお嬢様感、
よりクラシカルな雰囲気になるので

あえてラフさが出る袖付けにしてあります。

この袖のおかげで、
パンツを合わせたときなんかには
着流してるようなカッコ良さが出ます。

ガチガチにならない、
ちょっと抜け感がでるようなおしゃれさは
この袖で印象づけています。

 

___がっつり“エレガント”ではないんですね

 

もともとそこまでエレガントを目指して
つくってないんです。

エレガントというよりは…
なんだろ…自然な…感じ…みたいな笑

もともと上品さだけを目指してつくたわけでは
まったくないですね。

 

___なるほどー。肩回り、袖、あとはどのあたりが見てほしいポイントになりますか?

 

やっぱりフレアに関してですよね。

まずは前側から。

胸にダーツを1本入れています。
これを入れることで前側のもたつきを
解消しています。

このダーツがないとフロントのヒダが
もっと出ちゃうんです。

後ろに量感をもたせるために
前にはできるだけヒダが入らないように
調整をしました。 

 

___後ろのフレアに注目していましたが、前側も調整されてるんですね

 

そうなんです。

そして後ろのフレアのキモになっているのが
脇にあるタックです。

ここにヒダが入ってるんですよね。

動いたときにここのヒダが
深く入ったり浅くなったり、それで
フレアの印象が変わります。

後ろに徐々に波がいくようなフレア感、
リズムが出るようにつくりました。

あと、前で結んで正面から見たときの
後ろのフレアの見え方の調整にすごく苦労して。

最初は後ろのフレアが
もっと横に広がって見えちゃってて。

すっきり見せるための手段はいくつかあるけど、
さてどれを採用しようかと。

やり込みすぎるとデザインが硬くなるんです。
無理やり止めようとすれば
生地の自然さを損ないますし。

で最終的に、
本来もっと手前にあるべき縫い目を
後ろにずらしました。

前にかぶさってくる量を減らしたって感じです。

そうすることで前から見たときの
すっきり感をうまく出すことができました。

いろんなやり方がある中で、
フレアを後ろにもっていくという方法が
ハマりました。

生地の量を減らすのではなく、
縫い目の位置を変えてフレアの量を調整してる。

うまくいって大満足です。

 

___ありがとうございました!

 

お話の中ではシンさんが
なぜかジェンガに例えて、

「ジェンガみたいな感じなんです!

こう、あとちょっと、ほんのちょっとズレると
もう全体が崩れちゃうみたいなの
あるじゃないですか。

あんな感じで、
ネックも、袖も、フレアも、全体的に
ものすごくバランスが取れてるんです。

どこかちょっとでもズレると
全体のニュアンスが変わっちゃうんですよ」

と力説されていました。

コートの仕上がりをジェンガで例える。
さすがクリエイターです😆

 

ディティールは最小限に
シルエットを楽しむバックフレアコート。

ディティールは少ないのに
個性的でどこから見ても面白いという、
Cobittoらしい一着に仕上がりました。

発売前に先行お披露目したPOPUPでも
さっそくオーダーいただく人気ぶりです。

ぜひ、
サンプル便、各地POPUP、大阪南堀江店で
ご試着になってみてくださいませ。

 

■シャルムバックフレアコート
↓↓↓
商品の詳細についてはこちらをご覧ください

■(同じ生地のデザイン違い)
シャルムセミダブルチェスターコート

↓↓↓
商品の詳細についてはこちらをご覧ください
 

商品についておたずねなどございましたら、
ご遠慮なくLINEやInstagramDMで
お送りください。
↓↓↓
公式LINEご登録はこちら


最後までお読みいただきありがとうございました。

 

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
自宅でご試着・サンプル便
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

気になる商品は、購入前に
自宅に取り寄せておためしいただけます!

自宅でご試着!サンプル便


✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

■ご試着について

大阪南堀江店/各地POPUP/サンプル便
でご試着いただけます。

↓↓↓ 大阪南堀江店営業日
https://cobitto.jp/pages/calendar

↓↓↓ 各地POPUP情報
https://cobitto.jp/pages/evecal

↓↓↓ サンプル便(自宅でご試着いただけます)
https://cobitto.jp/pages/sample

■お問い合わせ

商品について、またそれ以外につきましても
公式LINEにて随時お問い合わせを
うけたまわっております。
↓↓↓
公式LINEご登録はこちら

■SOCIAL

↓↓↓ 新作やコーデのご提案がいっぱい☆
Instagram

↓↓↓ Cobittoメンバーにインタビュー!
YouTube

↓↓↓ Cobittoの裏側や日常を公開中♪
Twitter